野球における戦略的S&CプログラムPart:Ⅳ

S&C基本概念

■股関節のアジリティーフラミンゴ:フロアタッチを伴うメディスンボールフリップ

初級者:静的バランスのエクササイズで筋力を強化できます。

方法:フラミンゴのように片足でバランスを保ちながら様々な角度からボールを投げ合う動作を加えることで、エクササイズの動的要素を容易に高めることができます。

中級者:このエクササイズにシングルレッグデッドリフトを5〜10回付け加えることで難易度を高めることができます。

■肩のアジリティーウォーキングプッシュアップ:障害物をまたぐ、アームシャッフルまたはウォーク

初級者:プッシュアップ動作を省き、両腕で前後に、または障害物の上を歩かせて上半身の筋力を強化します。

中級者:プッシュアップ動作を追加してエクササイズの難易度を高めます。

肩甲骨のエクササイズには、修正し適合させることで安定性の基礎つくりに役たち、ひいては、

関節運動が関与する神経筋の情報伝達に改善の必要性をもたらします。

特に『シックスパック』エクササイズは、肩甲骨の安定筋群の強化に重点を置いたエクササイズです。

各6秒間のアイソメトリックホールド(等尺性保持)を連続して5〜6セット実施できるようになったら、その次は遅い動作のセットを15〜20回行います。

このセットでは、肩甲骨を引き寄せては元に戻すを繰り返し、関節可動域をより広範囲に動かします。

この時期のトレーニング目標は、必要なスタミナを獲得し、多くの回数にわたって適切な関節の位置を保持できるようになることです。

オフシーズン期が進み、野球選手の能力が向上すれば、関節可動域全体を動かしてのさらなる筋力向上も可能になります。

その場合は、1kg〜2kgのダンベルを用いて、10〜15回行います。

速度と動的性質を徐々に増やす外的負荷に適応していくことで、野球選手に必要な、

より力強い運動が生み出されます。

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