『痛みを理解するまでは、痛みを克服できないだろう』
(引用:アスレティックボディ・インバランス Gray Cook)
痛みは、身体のどこかに問題があることを警告しているお知らせです。
身体は、正直で素直です。
問題が起こっているときには、それを察知します。
ごく微小なストレス、アライメント(姿勢)の崩れ、
不要な筋肉の緊張に対して非常に高い感受性を備えています。
無理をしていると、その身体のシステムが、痛みを使って
何かが正しくない、間違った方向に向かっていると訴えてくれます。
痛みを隠す方法は、多々あり、
熱心な選手は痛みを我慢してしまいます。
痛みを我慢するだけで、痛みの原因や症状への対処ができますでしょうか?
精神論や根性論では痛みを隠し、
痛みを伴いながらプレーを続けてしまいます。
そして、その判断は選手自身が自ら行ってしまい、
最終的には痛みでプレーが出来なくなり、
日常生活にまで支障をきたしてしまうこともあります。
痛みは、何を伝えようとしているのか、
伝えようとしている内容は以下のようなものが考えられます。
■痛みが伝えようとしているもの
・フォームが悪い
・技術力不足
・ウォーミングアップ不足
・ストレッチング不足
・わずかな筋肉のアンバランスがある
・身体の左右が共同して動作をしていない
・エネルギーの漏出
■痛みを活用しよう
練習の際に、痛みが出る動作と痛みが出ない動作が
あるのか確認しましょう。
フォームや体重移動の方法、動かし方を見直してみると
痛みが出ない動作を発見できる可能性があります。
もし、痛みが出ない動作が見つからないとき、
もし、正しい動作でも痛みが出てしまうときは、
勇気を持って、一度立ち止まり、治療に専念しましょう。
痛みは敵ではなく、身体からのお知らせです。
身体からの声に耳を傾け、
痛みを活用して、動作を修正し、
新しい最高の自分を見つけましょう。
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