股関節関連のケガ

S&C基本概念

例えば、腰痛や股関節屈曲筋、ハムストリングスおよび鼠径部の挫傷、腹部ヘルニアなどは、

多くの場合、骨盤の不安定性やそれに伴う筋のアンバランスに関連づけられております。

野球選手によくみられるパターンの一つが、

股関節屈曲筋群や腰部伸展筋群は強固ではあるが硬く、

その一方で、腹筋群や股関節伸展筋群は伸張性はあるが弱い、という状態です。

このような筋のアンバランスや筋力不足を修正する最善の方法は、

短縮した構造の伸張と可動域の改善を行い、

それと同時に、等尺性筋活動を用いて股関節伸展筋群および腹筋郡(腹横筋および多裂筋)の

再教育と強化を行うことです。

コアの基礎が獲得されている場合には、一般的な腹部および股関節の

強化テクニックを加えることです。

すでに獲得した等尺性筋力を補強し、さらに向上させることが可能です。

その結果得られる骨盤のポジションと安定性の改善は、周辺の関節と軟部組織を保護することにつながります。

プレハビリテーションエクササイズを漸進させても、パワー発揮にはすぐさま効果をもたらさない

かもしれないが、負荷の伝達効率が改善されることで、

結果的にパワー発揮やスピードの向上に繋がり可能性があります。

基礎的な固有感覚テクニックを重点的に行うことは、野球選手が身体の構造を、様々な角度で、コントロールしながら、高速度で正確な位置に置くことを可能にします。

基礎が獲得できたら、より爆発的な要素を加え、同じ動作をより、高負荷、高速度で

実施していきます。

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