子供たちのトレーニングを実施するにあたって
昔と今の子供たちの差を確認していきます。
■昔と今の子供の体格差
・1950年11歳男子
⇒身長131.1cm
⇒体重28kg
・2000年11歳男子
⇒身長145.3cm
⇒体重39kg
・1950年11歳女子
⇒身長131.7cm
⇒体重28.8kg
・2000年11歳男子
⇒身長147.1cm
⇒体重40kg
この50年の間で男女ともに身長、体重の両方で
数値が良くなっています。
これは食事の内容や時代の流れで
栄養に対する正しい知識の普及が功を奏していると思います。
しかし、体力面では、、、、
文部科学省のデータによると低下しているという
事実があります。
すなわち、今の子供たちは昔と比べて
体格は良くなっているものの
体力は低下しているということです。
これは、なぜか?????
原因の一つに日常生活が挙げられます。
体力低下の原因その1
『正しい姿勢が保てない』
⇒正しい姿勢が保てないと、、、
・集中力の欠如(勉強にも影響)
・ケガが起こりやすい
・力発揮に悪影響(パワーポジションがとれない)
体力低下の原因その2
『基礎的な運動ができない・・・』
⇒走る・飛ぶ・投げる・打つなどの運動ができない、、、、
⇒体力要素の欠如
・筋力
・柔軟性
・バランス
・敏捷性
・コディネーション
などを強化していく必要があります。
これら体力要素を強化しておかないと
ケガの増加につながってしまいます。
今までも多くの選手が競技スポーツの低年齢化により
ケガで苦しんでいます。
また指導者の知識不足によって
小さい頃から特定の競技動作を繰り返すことにより
筋肉にアンバランスが発生したり、
オーバーユース(使いすぎにより)痛みを抱える
子供たちが増えてきています。
■報告例
9歳から13歳までの少年野球参加者の
40%もが肘の痛みや、うずきを訴えており、
5人に1人が骨端を中心とした傷害をもち
放置すれば変形性関節症への進行が心配されております。
※原因として成長途中で体力の低い子供の身体に対して
練習量が多すぎたため、
使いすぎによるケガが発生した。と言われております。
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